今回の投稿はダブルスでしっかりレベルアップしたい人向けの内容です。
いつもの仲間とのテニスの練習。ついついラリーとゲームばかりやってしまいませんか?
NO!!
僕もよくやりがちだけど、もったいない!
ラリーとゲームだけではダブルスに肝心なショットの練習が実はあんまり入っていません。
せっかくコートを2時間~3時間とって練習するなら、よりゲームを意識して行うのが大事です。
ではどうしよう?
そんな方は今回の記事を読んで、しっかりとダブルスの練習をしてみてくさい!
今回のおしながき
- ダブルス強化に大事なショットはこの3つ
- ダブルスメニューのテンプレート
- 各練習メニューで意識すること
ダブルスを今よりレベルアップするために大事な3つのショット
サーブ・リターン・スマッシュ
この3つです。各ショットの練習方法などはいずれ記事にしていきます。
ダブルスのみならずテニスではめちゃくちゃ大事です。
ダブルスの練習するときは時間が少なくても良いので、必ずこのサーブ・リターン・スマッシュ3つのショットをやることをおすすめします。
特にサーブ・リターンの質を上げることはテニス(特にダブルス)のレベルアップに直結すると言っても過言ではないくらい重要!
これは極端かもしれませんが、もしあなたが180キロのサーブをコンスタントにコートに入れれるとしたら?
180キロは打てなくても、相手の苦手なところにしっかりとコントロールすることができれば。
ラリーでは勝てない相手も結構苦しめることができますよね。
僕も大学4年時はダブルスで勝ちたくて、サーブ・リターンを練習する時間を増やしました。
そのおかげで万年北海道ベスト16の僕も大学最後の年、春の北海道の学生大会では準優勝、夏の大会では優勝する事ができました。
そして団体戦の全国大会でもダブルスで悲願の1勝をあげることができました。
サーブ・リターンの練習を増やしたことにより明らかにダブルスでの結果が出ました。
そのくらい練習の成果が出やすいのがサーブ・リターン!
今回は重点的サーブ・リターンの練習ができるダブルスメニューを紹介していきます。
草トーではダブルスが多い!サーブ・リターンを入れたのメニューのテンプレート
中学、高校生などはあまりダブルスに特化した練習はしないかもしれませんが、北海道の一般的な社会人の試合(草トー)ではほとんどがダブルスです。
仲間やサークルでの練習はほぼダブルスといっても過言ではありません。
では普段の練習もダブルスに特化した、サーブとリターンをベースに考えた練習をした方が良いですよね?
ではどんな練習がサーブ・リターンをたくさん練習できるのか?
今回は僕が実際に練習するときの(したい)テンプレート的なものをご紹介するのでぜひ活用してみて下さい。
練習メニューはコート1面で2時間借りて、人数は5名を想定したものです。
- ウォーミングアップ(ショートラリー、ボレーボレー、ロングラリー)
- ボレーストローク・ロブスマッシュ
- サーブリターン
- ダブルス形式
- ゲーム
基本の流れは大体こんな感じです。

シンプルな練習メニューだけど。これで大丈夫かな?

シンプルだけどしっかりとサーブ・リターンに重きを置いてメニューを組んでるよ。毎回の練習しっかり取り組めばダブルスでのサーブ・リターンのクオリティは上がっていくよ!
メニューの時間内訳と意識するポイント
ウォームアップ・感覚の確認や調整(15分)
- ショートラリー(2分)
- ボレーボレー(3分)
- ロングラリー(5分~10分)
ここまでがウォーミングアップです。

サーブ・リターンを打つ機会をたくさん取ろう!
特にボレーボレーでは浮かないようにを意識しながらやると効果的。ショートラリーでのミスは時間の無駄なので丁寧に。
ロングラリーではフットワークを使い、リズム、タイミングを調整。ラリーのペースはゆったりから徐々にスピードにも変化をつけて行うと尚良いです。
ボレー対ストロークはロブも混ぜて、ショットの練習もかねる(10~15分)
- ボレー対ストローク
ボレーが側が2人固定でストロークからのボール出しからラリーで2、3球交代。
コートは練習テーマによってクロス、ストレートどちらでもよい。
ストレートでやる際はストローカーはボレーヤーに縦(前後)の動きをさせる。
スマッシュも混ぜる場合はストレートの方が危なくないのでおすすめ。その際にはストローク側が、ロブも打ってあげる。
ランダムだと難しい場合は別途ロブスマッシュだけの時間をもうけても良い
スマッシュでのミスが多いと感じるうちは必ずこのメニューのときにロブ対スマッシュを入れておく。
クロスでやる際はボレーヤーが両サイドを時間交代などでプレーする。
ボレーヤーは取れる範囲でストローカーをセンターとサイドに振るのを意識しボレーをする。
ストローカーなどの振り遅れなどが飛んでくる恐れがあるので、全員で事故に注意をする。
ここでは球出しでスマッシュ練習を入れたり、チャンスボールメニューなどを入れることによってネットプレーに特化させてもOK!
サーブ・リターンの打つ数をできるだけ多く(20~30分)
- サーブ・リターン(1ローテ4~5分)
自身が練習したいリターンサイドのみでも良いが、できるなら両サイド練習していく。
時間があるときはサーブ→クロスへリターン→ラリーでもOK。
※メインはサーブリターンなので、リターンからの長く続くラリーは避ける。
時間がない場合はサーブ→リターン→サーバー側が3球目を打って止めるでもOK!

サーブ・リターンを打つ機会をたくさん取ろう!
ここでポイント?
サーバー側はファーストサーブ、セカンドサーブを打ち分ける。
ファーストサーブはコントロールを意識し、確率的に6割以上は入るものが望ましい。
セカンドは入れて当たり前!全然入らない場合はサーブの打ちっぱなし練習などで確率を上げる。
サーブ・リターンからのダブルス形式(30分)
ダブルス形式(1ローテ5分×5)
紹介するメニューはサーブからの実践に近いダブルス形式。
役割は以下の通り
- サーバー①(リターンはクロスへ)
- サービス側前衛
- リターン
- リターン前衛
- サーバー②(リターンはストレートへ)
※サーバー①、②両方ともリターンのコースはクロスでもOK!
②をロブに変更してもOK!アレンジは豊富にあります。練習にテーマを持たせることが大事です。
内容はとてもシンプル
手順① 1.サーバー①からサーブを打った際は3.リターンはクロスに返球したところからフリー。どちらかがポイントを取ったら1.サーバーと5.サーバーは交代。
手順② 5.サーバー②からサーブを打った際は3.リターンはストレートに返球したところからフリー。どちらかがポイントを取ったら再び1.サーバーと交代。
これを7点先取でひとつのローテーションとし1~5へそれぞれ役割を変えながら練習をする。
この練習のポイント?
サーブ側はセカンドサーブで行う
セカンドサーブで行う事によりリターンで攻撃された3球目の練習になります。
※3球目までに確実にいく確率の高いショットを使いましょう。
セカンドサーブでのポイント獲得が安定すると、よりファーストサーブで相手リターンにプレッシャーをかけることが出来る。
リターン側はとにかくミスしない。
相手のセカンドサーブはしっかり返せる!ここが2ポイントに1回しかリターンが無いダブルスでは重要!
最初は難しいかもしれませんが、この練習が成立してくるとゲームのレベルがグッと上がります。
運動量は少なめなので物足りない人はペナルティを入れてもOK!より緊張感がでるよ!
この辺で1時間~1時間20分ぐらいで残り時間をゲームに当てる
いざゲームへ(意識すること)
4ゲーム先取ノーアドなど
サービスゲームで心掛けること
恐らくいつもよりお互いにサーブ・リターンでの失点が減り、3球目から様々な展開になるゲームになっているでしょう。
ゲームの中でもできるだけサービスゲームはキープすること、すなわち連続でポイントを取る事を心がけましょう。(毎ゲーム30-0までもっていくためのプランを考える)
サーブの配球・リターンが返されることを前提とした3球目のショットへの準備が大事です。
リターンゲームで心掛けること
相手のサーブは強力かもしれませんが、徹底するのはリターンを返すこと。
返すことでサーバー側に3球目のショットを打たせます。
最初はしっかり返せずともセカンドサーブになれば練習どおりやるだけ。
相手のセカンドサーブでもリターンミスがたくさん出てる場合は次回の練習の課題になるので、前向きに積み重ねていきましょう。
返せなかった場面やうまく返せた場面を覚えておくのも技術の改善につながります。
まとめ
ダブルスをレベルアップしたい場合はサーブ・リターンをまず見直しましょう。
サーブ・リターンをレベルアップするには練習メニューにサーブ・リターンからのダブルス形式を入れることがおすすめ。
サーバー側はセカンドサーブからの3球目のショット、リターン側はセカンドサーブをきっちり返すことを反復していくことで、当たり前の基準が上がり、ゲームのレベルが上がる。
テニスにとってセカンドサーブとセカンドサーブをきっちりリターンすることはボクシングに例えるとジャブのようなもの。
ジャブが強いとそれがいつか武器にもなる。
今ダブルスで中々勝てないと悩んでる方、まずはサーブとリターン頑張ってみてはいかがでしょうか?
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