はじめに
ついに北海道には本格的な冬がやってきました。
インドアシーズン到来!!
路面はツルツルなので運転の際にはお気をつけて!
今回もラケットレビューのコーナーです。
計10機種あるスノワートラケットの特徴を1機種ずつ紹介します。
今回はVITAS100LITE(ビタス100ライト)について書いていこうと思います。
ラケット選びの参考にして頂ければと思います。
ちなみに前回は黄金スペックVITAS100について書きました。こちらも是非!
・スノワートVITAS100(ビタス100)レビュー ボールの乗りが良い!黄金スペック
それでは本編へGO!!
女性はうれしいちょうどいいライトスペック
VITAS100LITEは文字通りVITAS100のライトスペックにあたります。
ただライトスペックというと、本来スタンダードのものとライトで結構内容が変わったりしますよね。
VITAS100LITEはフレーム厚・スイングウエイトなどのラケットのベースは変わりません。
重量とバランスを調節し、VITAS100と同じスイングウエイトのものを作ったという機種です。
打球感覚はVITAS100とかなり近いものを重さ、バランスで選べる!!
これが実は難しいことで、ラケットづくりに通常の倍以上工程をかけているスノワートならではのモデル展開です。
緻密な設計、妥協しないこだわりが生んだ1本になってます。
VITAS100だとちょっと重いなって人向け、けれどしっかりVITAS100の良さも兼ね備えている、優等生ライトスペック!!
デザイン
ご覧の通りラケットヘッドが角ばっており、五角形のダイアモンド型のフレームになっています。パッと見でYONEXっぽい形状ですが、実物は結構違います。
色はグリーンを基調として、ブラックの部分は光の加減でグリーンがかって見えます。開発側のこだわりのひとつです。
ただのブラックだと簡単で面白くない!!
このこだわりがスノワートブランドの愛着を増長させるポイントだと思います。
グリーンベースのラケットはあまりないので個人的には好きです。
VITAS100との見た目の違いは元グリップとグリップを止めるバンドが白いという点ですね。
VITAS100LITEスペック詳細
名称:びたすひゃくらいと
バイタスではなくビタスと呼びます。過去のトッププレーヤーのビタス・ゲルライティス選手から受け継ぎました。
フェイス面積:100平方inch
黄金スペックの条件の一つ100平方inch
バボラのピュアドライブのヒットから各メーカー外さないフェイスサイズになりました。飛びが良く回転もかけやすく、万人に使いやすいサイズです。
平均フレーム重量:280g
ライトスペックではメジャーな重さです。女性・ジュニアも扱いやすいゾーンです。試合に出ていて少しラケットを重くしようかなと考えている方などには打って頂きたいです。
バランスポイント:335㎜
普通のVITAS100よりも20㎜トップにバランスポイントがあるため、スイングしたときにVITAS100に比べてラケットヘッドが走りやすく、ボールにパワーを生んでくれます。力まず振りやすいバランス。
フレーム長:27inch
こちらは一般的な長さです。
フレーム厚:23.99-26.17-25㎜
VITAS100と同じです。
断面形状を変えることによりオフスポットでの飛び良さ、面ブレの少なさを出すため0.01㎜の調整が必要!スノワートのこだわりでかなり強い部分です。
24㎜じゃダメ!23.99㎜じゃないといけない。
もちろん、複雑な形状なので作るのにも時間がかかります。
ストリングパターン:16×19
こちらは皆さんもなじみがあるパターンかと思います。
スペックを見た感じでVITAS100と違うのはバランスと重量の軽量化です。
これがプレーにどう影響するのかですね。
次はスノワートのこだわりを紹介します。
(※前回のVITAS100とほぼ同じ内容です)
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随所にプレーヤー目線のこだわりを!
・フェイス
デザインの部分で述べた通り、ダイアモンド形状でラケットのトップが角ばっています。これによりスイートスポットが縦に伸び、トップでも打ちやすいです。
凄く目立つ形のダイアモンドフレームはテニス仲間に絶対「なにそのラケット?」って聞かれます。
・各場所により断面形状変える、フレーム設計
スノワートの超面安定性・振動の少なさを支えている、こだわりのフレーム設計。
従来のラケットコンセプトはスイートスポットに当たったときにどう仕事をするか?というのがベースで開発されてきました。
しかしスノワートはオフセンターでヒットした時にフレームがどう仕事をするか!
断面形状を変えることや0.01㎜の設計にこだわることにより、驚きの面の安定性を生み出しています。
ボレーをした時のコントロールのしやすさが全然違い、ライジングショットも安定感が出ます。
オフポットの際にフレームから伝わる振動が少ないため、テニスエルボーや手首へのダメージが少ないフレームになっています。
実際に打つと皆さん面の安定性や、振動の少なさにびっくりします。
・カーボン
他では使用することが珍しい、東レのカーボンを使用しています。タッチ感覚の良さ、マイルドで粘りのある打球感があります。
釣り具などでも東レの素材は使われており、魚がかかる繊細な感覚などは他とは違うと言われてます。
妥協しないラケットづくりを目指すスノワートの無くてはならないこだわりのひとつです。
・SGT(スカーレット・グロメット・テクノロジー)の採用
VITASシリーズにはスノワートの特許であるスカーレット・グロメット・テクノロジーを0時と6時方向に採用!
ガットを通すところは通常の大きさで、ラケットの内側に向かって広がっている円錐のような形状になってます。
これによってメインガットが動き、ボールを掴む感覚(ボールの乗り)とパワーを両立させています。
反発だけではなく、独特の乗りがある感覚がプラスされます。
・バンパー
ラケットヘッドのバンパー部分はハニカム構造のディンプル加工しています。
これは少しでも空気抵抗を減らし、スイングスピードをアップさせたいという、細かい部分ですが、すべてのテニスプレーヤーへのプレー向上のサポートをしたいというスノワートのこだわりです。
VITAS100LITE実際に打ってみました
実際に打ってました。
筆者はテニス歴15年、過去インストラクター歴5年の週一プレーヤーです。
プレースタイル:ストロングポイントが無いので、オールラウンダー
サニーコア125(マルチフィラメント)50ポンドでは柔らかい打球感が際立ちます。トップヘビーの働きにより腕を脱力させてスイングすると、スーッとラケットが走っていく感覚。普通のVITAS100よりも振り抜きは良く、フラットのショットがビームのように飛んでいく気持ちよさがある。ボレーもホールド感があり、今よりショットにパンチが欲しいと思っている方には1度使って欲しい。
ただ、男性などでボールを潰してしっかり打ちたい方には少しオーバーパワーかもしれません。
オススメはベテランプレーヤ-やタイミングを合わせて相手のパワーを利用するプレースタイルの方には心強いホールド感があります。パワーロスしている感覚も少く、比較的万人に使いやすいモデルです。
球種がフラットでライジングやボレーで球によってタイミングを合わせてプレーする方、デカラケは嫌だけど少しラケットのパワーが欲しい方、ジュニアで27inchにトライしようと思っている。
そんな方には一度使って欲しい1本です。
さいごに
VITAS100LITEレビューいかがでしたか?
形が気になる!グリーンのラケットが欲しい!ほかの人とかぶりたくない!
280gぐらいでも飛びが良くて扱い易いラケットにチャレンジしたい!
300gだとちょっとしんどい!
振り抜きが良く少しパワーのあるラケットを使いたい!
是非、試打してみてください!ちょっといつもより簡単にテニスができるかも?
ではまた次回!
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